地上での義務を果たして天界に戻れ!「GODS’GAMBIT-神々の一手-」

  • プレイ人数:2人~6人
  • 所要時間:20分
  • 難易度:ふつう
  • 推奨年齢:10歳以上

ゲーム内容

3

さいころ猫的総合評価

★★★☆☆
おもしろい!
ぜひプレイしてみて

堕ちたといえども我は神、そして我の住まう世界は地上などではない。
やるべき仕事を終わらせて、早々に天界へ戻ってやるわ。
そう、他の神どもを蹴落としてでもなっ!

プレーヤーは堕ちた神々の一柱となり、天界に戻ることを目指します。
また、ゲームはラウンド制であり、3ラウンドで勝負します。
各プレイヤーの手元にはカードが7枚配られた上、山札から1枚公開されます。
この手札をなくすことがプレイヤーの目的となります。


基本的にプレイヤーができることは2つ。
1つはカードを出す。
出し方も2通りあり、最も基本となるのは場札と同じ数字か色の手札を出すこと。
そしてこのゲームの特徴となるもう一つの出し方はカードに示された従僕を使役すること。
使役すると様々な効果が得られますが、そのカードは自分の場に”業”として残ってしまいます。更にその”業”の深さは枚数ではなくカードに示された数字により決まります。
つまり、より大きな力を使うにはそれに見合った代償を必要とするのです。

もう1つはカードを引くこと。
もし出せるカードがない(あっても出したくない)場合は山札からカードを引くことができます。引いたカードについては即時使用しても構いません。

また、カードの中には大きな力を持ったワイルドカードが存在します。
これらは場に出す場合は無条件で出すことができ、かつ色を指定することができます。
使役する場合、強大な特殊能力を備えています。もちろんその分の代償となる業もより深くなるので使いどころが肝になります。

各プレイヤーが順番に上記を実行し、いずれかのプレイヤーの手札がなくなった時点でラウンド終了。
あるいは特殊カードである喇叭吹きが4枚公開されてもまたラウンド終了です。
この時点で各プレイヤーのペナルティを計算します。もし手札を使い切れれば0、仮に場に業があっても0として扱われます(どれだけ業を重ねようが、いち早く上がれれば帳消しになる、ということ)。
それ以外のプレイヤーは残った手札と自分の場に業として残ったカードの数字全てを合計し、これがペナルティとなります。

ここが〇

基本システムは”UNO”などと同じだけど、特殊能力の取り扱いが面白いね。力を使うと自分にも跳ね返る、というところがゲームをよりエキサイティングにしていると思うよ。
しかもどんなに無茶をしても勝てば官軍、というのも面白い。少々無茶してでも一番手で上がることを目指すのか、無理せず最少失点で抑えるのか、いろいろな戦略が取れるね。

ここが△

ちょっと専門用語がわかりにくいかな。
業(カルマ)、使役、解消など、世界観にはあっているけどゲームをするには理解しづらい。
(上記説明はできるだけ一般用語に置き換えてみたよ)

にゃんたのプレイメモ

今日のにゃりまろ

誰でも知っているUNOのシステムがベースなのでとっつきやすいんじゃないかな。
それぞれのカードを使役した場合の効果が理解できてくるとどんどん面白くなってきますよ。
6人まで対応していて、人数が多くても少なくてもそれほどゲーム性が変わらないところがいいですね。
尚、今はGods’ Gambit Gと題した改定新版が出ているようですよ。


GODS’GAMBIT-神々の一手-

  • ゲームデザイン:カナイセイジ
  • 製作: Arclight 🇯🇵