ボードゲームの基本情報、時間/人数/難易度

ボードゲームのパッケージには基本的にプレイ時間、プレイ人数、推奨年齢(≒難易度)が記載されています。
いずれもとても大切な情報のはずなのに、一方であてにならないことも多いんです。
ではどう見るのが良いのでしょうか?
今回はそんなお話をしてみたいと思います。

プレイ時間

まず一番あてにならないのがこれ。
特に中~重量級ゲームはこんな時間ではおさまらないことが多いです。メンバーに長考するタイプのプレイヤーがいると尚更です。
ゲームの表示は、おそらくかなりやりこんでプレイヤー全員がルールを暗記しているレベルを想定してのプレイ時間だからだと思います。
特に初めてプレイする場合などはセットアップやルールのインストールの時間が追加され、表示時間を軽々越えてしまうことが多々あるのです。
ですので、お目当てのゲームがある場合はまずそのゲームに時間を割り当て、終わった後に時間があったら軽いゲームをいくつかプレイする、といったやり方がオススメ。
また、少なくとも1人は事前にルールを読み込んでおくとよいでしょう。

プレイ人数

多くの作品はある程度の幅をもって設定されており、この表示自体間違っていることは基本的にありません。
しかし、そうはいってもその中での最適人数はあると思います。
こればかりは作品によってまちまちなので普遍的な答えはありませんが、よりゲームバランスがとれるてより楽しめる、という類ですので、最適より多くても少なくても問題はありません。
私は嫁と2人でプレイすることが多いですが、ほとんどの作品は3人~の設定(2人だと設定範囲外)であっても楽しむことができます。
もちろん、面白かったけど、もっと人数いればもっと面白いだろうね!って感想になることも多々ありますけどね。

推奨年齢(難易度)

こちらも残念ながら大いにあてにならない情報だと思います。
結構難しい内容のゲームでも比較的低年齢からOKになっている場合もあるし、それほど難しくない内容でも大人向けになっていることも多々あります。
一方で当サイトも含めて多くのレビューサイトには難易度がダイレクトに示されていることもあります。
これはレビュー者のボードゲーム経験/レベルに左右されるので、上級者の判断には少し係数をかける必要があるかもしれません。
しかしながら傾向であったり、ゲーム同士の相対評価という見方をすれば十分参考になると思います。
或いは自分が知っているゲームの難易度評価をみて、それが自分の感覚と合っているかどうかを見てみてはどうでしょう。
自分の感覚よりレビューが高難度評価であれば全体をちょっと低めに、逆に低難度評価であれば全体をちょっと高めに見れば大体合ってくるのではないでしょうか。
ただ私の経験からすれば、高難度だからと必要以上に警戒しなくても大丈夫なことが多いです。
特に大手メーカーの有名作品などはゲーム自体きちんとシステマティックになっているし、 マニュアルがきちんとしているので、仮に何ページにもわたる長大なマニュアルであっても、順を追って一つずつ指示を追っていくと一度手順が理解できれば以降はスムーズ、ということも少なくありません。
また、海外製のゲームの場合、翻訳があまり上手じゃない場合がありますので、時にゲーム自体はそれほど難解でなくともマニュアルが小難しく書いてあるので難しく感じてしまう、なんてこともあったりします。ですので、マニュアル読んでもよく分からない場合はともかくやってみることでかえって理解が進むことも多々ありますよ。
(ただ子供に進める場合は読解力のレベルを考慮する必要がありますので注意です。)

いかがでしたでしょうか?
パッケージやレビューの情報は必ずしも絶対条件ではありません。
これらの情報を上手に使って楽しいボードゲームライフを送ってくださいね。