神々の加護を得てギリシャに一大勢力を築き上げろ「OLYMPOS/オリンポス」

  • プレイ人数:3人~5人
  • 所要時間:60分~90分
  • 難易度:難しい
  • 推奨年齢:10歳以上

ゲーム内容

3

さいころ猫的総合評価

★★★☆☆
おもしろい!
ぜひプレイしてみて

何度倒れたってそのたびに立ち上げってやる。
アテナよ、オリンポスの神々よ、俺にもう一度立ち上がる力を与えてくれ!

プレーヤーはギリシャの覇権を目論む部族となり、領地を拡大し、様々な発見によって自らの文明を強化し、そしてオリンポスの神々の慈悲を得てギリシャ最大の勢力となることを目指します。

このゲームはゲームボード外周に時間トラックが設定されていて、プレイヤーはアクションポイントを支払って様々な行動を実施します。
手番プレイヤーは常に時間トラック最後尾のプレイヤーとなります。最後尾プレイヤーがアクションを行い、いずれかのプレイヤーをトラック上で追い抜いて最後尾が交代したら、新たな最後尾プレイヤーに手番が移ります。

実行できるアクションは大きく拡張と発展に分かれています。
拡張アクションは開拓者を送り込んで領地拡大を図ること、および他プレイヤーの開拓者に対して戦争を仕掛けることができます。
他のプレイヤーがいない地区についてはそこまで移動すれば支配が完了し、そこで産出する資源を確保することができます。
もしその地区を他プレイヤーが支配していた場合は戦争になりますが、攻めた側が必ず勝利します(お互いの軍事力により消費アクションポイントが異なる)。
但し、戦争も一方的に利益を得るばかりではなく、敗れたプレイヤーにも砂時計トークン(アクションポイントに充当できる)が渡されるため、戦争するかどうかは慎重な判断が必要です。

一方、発展では必要な資源を投入して新たな発見をする、または文明の象徴たる驚異の建造物を建設することができますが、当然これらすべてポイントを消費しなければなりません。

ゲームを進めると、途中運命カードとオリンポスカードを引く場面が出てきます。
運命カードは資源や威信ポイント(勝利点)などプレイヤーに利益をもたらしてくれます。
一方オリンポスカード、これは一方的にプレイヤーを利するとは限らず、不利益をもたらす場合もあります。
それまでの間の行動で入手した稲妻トークン(神への忠誠度を示す)の数により、神に忠実なるプレイヤーには加護が、ならざるプレイヤーには裁きが下されるのです。

自分のトークンが時間トラックの最後の稲妻マスを通過したプレイヤーは最後のターンを迎えます。
すべてのプレイヤーが最後の処理を終えた時点で各自の威信ポイントを合計し、最も威信ポイントが高かったプレイヤーが勝利となります。

ここが〇

ギリシャを舞台に勢力を広げていく、ロマンを感じるよね!
戦闘の処理が非常に簡潔で分かりやすく、それでいて利益が一方的にならないように調整されているのはさすが。
慣れるまでちょっと難解かもしれないけれど、できることがすべてアイコンで表示されているので、一度理解できればマニュアルなしで進められるよ。

ここが△

トークンの数がとても多いのでセットアップが結構大変。
それなりにシステマチックになっているとはいえ難易度高めなので、ルールを理解してリードしてくれるプレイヤーが一人は欲しいな。
あと、なぜか海皇ポセイドン様がいないのはちょっと・・・・・・。

にゃんたのプレイメモ

今日のにゃりまろ

やはりアテナの聖闘士たる我らにはこのゲームは外せません(笑)
重量級で骨太なゲームですが、それだけにやりごたえがあります。
是非じっくり挑戦してほしい作品です!


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OLYMPOS/オリンポス

  • ゲームデザイン: Philippe Keyaerts
  • 製作: Ystari Games 🇫🇷