全員集合!!アニメ『放課後さいころ倶楽部』第8話

お待たせしました!

今回も2部構成。
前半はいつもの3人で学校の近くにできたというボードゲームカフェに行ってみることに。そのお店こそエミーリアの父親が経営するカフェで、エミーはお手伝いをしているのでした。

場所はボードゲームカフェ、そして客として訪れたのはゲーム好き3人、加えて同じ年頃のゲーム好きな店員さんとくれば当然みんなでゲーム!ということになりますよね。

今回のゲームは、「ケルト/Keltis」

最初に遊んだゲームは「ケルト/Keltis」(残念ながら未プレイ)。
盤面にクローバーの駒を配置、手札を出した分だけクローバーが進んでいき、進んだ分だけ得点が増えるというシステムですが、手札は昇順か降順でなければ切れないルール。
そして駒を進めていくと途中に特殊トークンが配置されていて、もう一度駒を進められたり、得点が増えたりと、シンプルながらなかなか頭を使う感じのゲーム。
これまでに紹介された中では重めのゲームのようですが、やはり要点がきちんとまとまった、よい説明でしたね。

実はエミーはこのゲームが好きで、かつ負け知らずなのだとか。
あまり運要素のなさそうなゲーム、このゲームを熟知するエミーといろいろなゲーム経験からすぐにコツをつかんだ翠がゲームをリード。
ロジックを理解してゲームを進める美姫が続き、猪突猛進型の綾が苦戦する、まぁお約束の展開でしょうか。

しかし、このゲームの勝者は翠。
負け知らずを自称するエミーは凹むのか?と思いきや、強力なライバルの出現を喜びました。
あー、この子は本当にゲームの楽しさを知っているんだなって思いましたね。
連勝することももちろん楽しいですけど、やるたびに違った結果が出るからその都度いろんな工夫をする。
そしてその結果として勝ったり時には負けたり、その過程そのものがボードゲームの楽しさなんだと思うんですよね。
そして勝っても負けても共に笑いあえる仲間達、とても素敵です。

後半は?

学園祭開幕。
無事にボードゲームカフェを出店できた訳ですが、副会長の陰謀(笑)で、あまり人が来ない旧校舎の2階という辺鄙な場所を割り当てられてしまったためにお客さん来ず・・・・・・。
そこに現れたのは、同じ学校に転入したというエミーでした。
エミーは一体どこから持ってきたのか、秘密兵器 メイド服をみんなに配り、学内SNSに情報発信。
ノリノリのエミーに対し、ちょっと”マジかー”という表情を浮かべる3人の表情の差が微笑ましいですね。

しかし、これが大当たりして、お店は大盛況。
遊びに来た田上君も巻き込んでお店を回すことになりました。
やっぱり綾に頼まれると嫌とは言えない訳ですね。惚れた弱みってやつ?わかります。がんばれ田上君!
女子高生のメイドボードゲームカフェとくれば、私だって行きたい!

もちろんお客さんだって彼女たちにゲームの説明や給仕をしてもらえると思ってやってくるのですから、田上君がヘルプに入った卓は、やっぱり田上君に恨みの視線が注がれることになるわけですね。死ぬなよー!!

そして視察に来た生徒会長と副会長及びモブ会員。
彼らに加えて田上君と一緒に来たけど、田上君が店員に取り込まれてしまって暇を持て余していたクラスメイト、吉岡君を加えて一勝負することに。

2本目のゲームは「 ドブル/Dobble 」

遊んだゲームは「ドブル/Dobble」(当サイトでレビューしています)。
カードに描かれた複数のアイコンを見比べると、どのカード同士でも必ず一つだけ共通アイコンがあるので、それをいち早く見つけ出すゲーム。
(興味があればレビュー記事を参照してみてくださいね)

反射神経の良い吉岡君が序盤をリードするも、途中で「しずく」だと思っていたアイコンを他のプレイヤーに「涙」と言われて混乱することに。
そう、このゲームはこれが楽しいんですよね。それと理解できさえすれば、何も決まった表現にこだわる必要はないのです。
吉岡君は剣道一筋の実直な性格なので、これには戸惑うものの、そもそもなんだかよくわからない系のアイコンに対し思い切って適当な名前を付ける。これにはみんな大笑いで一気に打ち解けることになりました。

ドブルはあまりいろいろ考えずに直感で楽しめて、誰とでもすぐに楽しめる名作ですが、そのことがとてもよくわかる展開でした。

終わってみればボードゲームカフェは大成功、エミーも友達になったばかりのはずなのに、以前からずっと一緒にいたかのように打ち解けましたね。
本当にちょっとしたきっかけで仲良くなれる、高校時代を思い出してほっこりとしました。
ちなみにこの文化祭は原作とはちょっと違って脚色されています(原作では吉岡君はもっと前に登場している)。
でも何ら違和感のない、上手な編集だったと思いますよ!

本編とは関係ないけど

このアニメのキャラクターを使って、ボードゲームのルール解説DVDとかあったらいいのになー、なんて思ってしまいました。
ボードゲームの取っつきにくさの一つは、難解(そうに見える)なマニュアルにあると思うのです。実際にやってみれば大したことではないのに、ルールとして文字に書き起こしてみると、とても小難しいことを言っているように感じてしまうことが少なくありません。
それを上手に説明し、要点はアニメーションで視覚的に見せる効果はすごくいいなって思いました。

もちろん数限りないボードゲームの世界、なかなかそうはいかないと思いますけど、さいころ倶楽部アニメーションによる解説DVD付きボードゲームだったら欲しいなぁなんて勝手に思っています。


エミーリア来た!待った…、待ったよ…っ!
4話で顔見せしてからここまで、ずいぶん引っ張ったなぁ…!
…って、原作の登場タイミング考えたら当然ですけど、レギュラーヒロインとしてOPにもがんがん登場してるからね。
いつ出るか次こそ出るかと、ここ数回ヒヤヒヤしちゃいましたよ~。

アニメ初見のレディース&ジェントル方はついてきておられるのか…?
やー、とにかく全員集合でうれしいです♪

もともとエミーはお姫さま枠というか、可愛い枠のヒロインですが、アニメで動いてるのを見ると、こう、そのピュアさと朗らかさが際立ってますねぇ…。
…見た目も可愛いけど、中身も可愛いですっ!
そして、メインヒロイン3人がエミーのこと「可愛い…!」ってなるところが、もうみんな可愛くてほっこりします!!

あとね、エミーがドイツ出身と聞いて、翠ちゃんが「本場ですね…!」って、キラキラテンション上がってるのが可愛いすぎ…。

ご主人…、テレビ見ながらにっこにこだったよねぇ~!

いや~、にやにや、だろ…!

あと関係ないけど、エミーリアのボドゲカフェ、タルトがあまりに美味しそうで、作画がもう無駄に気合入ってましたね。
ええですのぅ…、私も美味しいスイーツ食べながらボドゲしたい…。
(だがしかし、コンポーネントが汚れるのは困る…!)

それにしても、今回も2話一気に進むとは、びっくりですね…!
少なくとも、文化祭は1回まるっと使ってやるとばかり思ってた。

最終回が文化祭かと思ったこともあったけど、違ったか…。

エミーリアメイン回という感じでまとめてたけど、前後半でよくぞ重量級の「ケルト」に「ドブル」までゲームシーン入れた上、剣道部の吉岡くんまで初登場させて、美姫への片想いまで描いてきたなと…、もうイベント盛りもりです!

でも登場人物多いわりには比較的見やすかった気がします。
それは私が原作知ってるからというのもあるかもしれませんが、それだけでなく、キャラクター造形がシンプルで、それぞれの個性や反応も素直でわかりやすいからじゃないでしょうかね?

さて、今回のゲームひとつ目「ケルト」!
エミーリアのわかりやすくまとまったゲーム説明を聞いても、「うーん、よくわからないけど、とりあえずやってみようか」ってなった私は、綾と同じタイプです…。

今回のコンポーネント描写もよきかな。ケルト文様が異国情緒あって美しいのがいいですね、「ケルト」。
あと連鎖が気持ちいいというのはよくわかった!
でも、最終的には点数だから、コンボすればいいわけじゃないんだよね。
面白そうでやってみたいです!

それにしても、エミーが来てくれたことで、やっと翠ちゃんと対等に相手できるゲーム友達ができて、よかったですねぇ…!

そして後半、文化祭では待ちに待った「ドブル」…!
これ、わが家に友人が幼稚園のお子さん連れて来たときに、一緒にプレイした上、(未来のボードゲーマー育成をもくろんで)差し上げたこともあるのですが、老若男女なく対等にゲームできて盛り上がれる、大好きなゲームです。

言葉や数字がスムーズでない年齢でも、”同じマークを見つけるだけ”というシンプルなゲームシステムなので問題なく、子どもに大人が負けることも普通にあります。
どちらかというと、画像識別能力がある人が有利です。
あと、吉岡くんみたいに反射神経いい人もきっと有利なんですよね。

それにしても人見知りな美姫が、はじめてのお客さんもいるという中、堂々とインストールしている姿には、4月からの成長ぶりを感じて感慨深い…!
がんばったね、美姫…!

そういえば、にゃんたさんが言ってた、放課後さいころ倶楽部キャラのボードゲーム解説DVD、あったら即買いですよ、私…。
遊ぶ前にメンバーに見せれば、インストールも楽にできて便利なんじゃないでしょうか?

「ちはやふる」の解説付き百人一首かるたも即買いしてたもんね~

…スポンサーの思う壺…


※リンク先「ゲッサンWEB」で原作コミック第1話が無料公開されてます!(2019/10/6現在)

放課後さいころ倶楽部 4巻

  • 作者:中道裕大
  • 出版社:小学館(ゲッサン少年サンデーコミックス)

放課後さいころ倶楽部 5巻

  • 作者:中道裕大
  • 出版社:小学館(ゲッサン少年サンデーコミックス)