不動産屋には文学センスが必要不可欠?「The Poetic Mansion/ザ・ポエティックマンション」

  • プレイ人数:4人
  • 所要時間:10分
  • 難易度:かんたん

4

さいころ猫的総合評価

★★★★☆
きっと盛り上がる!プレイして損なし

ゲーム内容

日本の新築マンションの広告ってどうしてああ恥ずかしい売り文句を並べるのだろうか?だが、恥ずかしがっている場合ではない!なにせ顧客はその幻想に騙され・・・もとい、惹かれて契約書にハンコを押すのだからな!

まず4人のプレイヤーの中から、顧客となるプレイヤーを決めます。
他の3人は不動産屋。
顧客プレイヤーはテーマ山札から一枚をオープン、これが今回のお題になります。

このお題にぴったりハマる物件を紹介し、成約を勝ち取ることが不動産屋プレイヤーの目的になります。
スタートプレイヤーはPOEM1の山札から4枚ドローします。
時計回りに2番目のプレイヤーはPOEM2の山札から4枚、3番目のプレイヤーはPOEM3の山札から4枚、それぞれドローします。
そして今回のお題に合うと思われる一枚を選んだら、残りの札を時計回りに送ります。
送られた札の中から同様に選び取り、また時計回りに送ります。
(所謂ドラフトシステムですね。)
最後に余った札を中央に出したら次のフェーズに移ります。
このゲーム、POEM1~3のカードを組み合わせることで、マンションの広告が出来上がるようになっており、これを使って顧客プレイヤーにプレゼンテーションをし、顧客プレイヤーはテーマに最も合うと思った作品を選ぶことになります。

まずは余ったカードをオープンします。基本的に全員が要らないと判断したカードの組み合わせなので、お題から最も外れたフレーズになる(はず)ことでしょう。

これを踏まえてプレゼンテーション開始。
スタートプレイヤーから適宜カードをオープンしながら物件の良さを語っていきます。

全員のプレゼンが終わったところで、顧客プレイヤーは最もよかった作品を選び、ご成約となります。
これを3回繰り返すのですが、2戦目以降は前回成約を得られなかったプレイヤーにアクションカードが配布されます。

効果は様々ですが、総じて相手の構想を崩したり、自分の手を見直すチャンスが得られたり、という内容であり、これによって思わぬ迷ポエムが生まれることも。

3回終了後、最もご成約の多かったプレイヤーが勝利。同点の場合はテーマカードに記された星の数が多かったプレイヤーが勝利です。

ここが〇

何と言っても厨二っぽいポエムがお手軽に作成できるところが面白い!カードの組み合わせにアドリブを交え、不動産屋になりきってプレゼンすると盛り上がるよ!

ここが△

ゲームの構造上仕方ないのだけれど、4人専用というのはもったいないなぁと思うよ。人数の幅があると遊びやすいのだけれど。

にゃんたのプレイメモ

今日のにゃりまろ

同人さんの作品ですが、Twitterにクラウドファンディングのお知らせが出ていて飛びついてしまいました(笑)。
常日頃、なぜマンションポエムってああも恥ずかしいフレーズばかりなのだろうかと思っていたけれど、ゲームにしちゃうという発想が素晴らしいですね。


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The Poetic Mansion/ザ・ポエティックマンション

  • 企画/制作/販売:ecoD Works/エコードワークス