期待値

ダイスロールなどランダム要素のある判定に対し、「統計上、もっとも出やすい値」のこと。

確率論では「確率を考慮した平均値」と説明される。
つまり、一度の判定ではいろんな値を取り得るランダム判定を、何度も繰り返した場合の平均値のこと。
異なる確率が混じった判定での難易度をはかる目安などに便利。

ボードゲームやTRPGなどでの使われ方としては、「このくらいの出目なら出せるハズ…!」という、文字どおりプレイヤーの熱い“期待”を乗せての発言が多い。

なお、ダイスロールの期待値の計算方法は下記のとおり。

期待値 = 最小値 + 最大値 ÷ ダイスの数

あわわ、ご主人!
ここで「6」以上出さないと、にゃんたさんの勝ち逃げになるよ~

神様仏様マリア様…っ! いや、大丈夫!
6面ダイス×2個の期待値…、2 + 12 ÷ 2 は、ズバリ「7」っ!!
回れぇ~エ~っ!!!

…ほう、「3」か。

ダイスの神様は、期待値などは歯牙にもかけないのであった。。。

ぎゃああああぁあぁっっ!!

それにしても計算はわかったけど、本当に「7」が出やすいのかなぁ…?

あくまで確率だけどね。これを見れば一目瞭然だよ~!

21 1
31 22 1
41 32 23 1
51 42 33 24 1
61 52 43 34 25 1
71 62 53 44 35 26 1
82 63 54 45 36 2
93 64 55 46 3
104 65 56 4
115 66 5
126 6
6面ダイスの出目の組み合わせパターン一覧

統計上は、ダイス1個の出る目の確率はみんな同じなんだ。
だからダイス2個になると、単純に出目の組み合わせのパターン数で、合計値の出る確率が変わってくるわけだね。
一番パターン数の多い「7」が、もっとも出やすくなるんだよ。

へぇ~、なるほど!