同じ夢を追う彼女は好敵手?それとも同志?アニメ『放課後さいころ倶楽部』第9話

時は流れて・・・・・・

楽しかった文化祭も終わって戻ってきた日常。
まずは学生の悩みの種、定期試験をこなします。試験期間中はもちろんゲーム封印、勉強に専念します。
そして試験は無事に?終了。あの解放感は覚えがありますね!もちろんゲームも解禁です。

今回のゲームは、「エルフィンランド/ Elfenland 」

遊んだゲームは「 エルフィンランド/Elfenland 」(残念ながら未プレイ)。
盤面はエルフの国の地図。その中に描かれた街を巡って配置された駒を集めるゲーム。
色々な地形に対応した、ユニコーンやドラゴンなどファンタジーならではの乗り物を使い、4ラウンドの間にいかに効率よく多くの街を回るかを競うゲーム。
こちらもやや重めのゲームのようですが、要点をきちんとまとめた説明のおかげでゲームの趣旨がとても分かりやすかったですね。
そしてプレイ中はゲームの進行を美姫たちがいろいろな乗り物に乗っている絵で表現。いやぁ可愛い!思わずほっこりしてしまいますね。

規定ラウンド終了、美姫と綾は4つを残してしまいますが、翠はあと1つのところまでたどり着きます。しかしこのゲームの勝者はエミー、彼女はなんとコンプリート。
経験者のアドバンテージもあるでしょうが、全体が4個差くらいなのでいい勝負だったのではないでしょうか?

このゲーム、実はエミーがドイツを離れる時に、現地の友達と最後に遊んだゲームなのだとか。その話から、エミーもゲームデザイナーを目指していることが明かされます。それを聞いてショックを受ける翠。
きっと嬉しい反面、自らがまだまだ半人前であることを自覚するが故に少し怯んでしまったのでしょう、同じ夢を持つ仲間として語ることはできずにその場を離れてしまいます。
やっぱり良くも悪くも翠は日本人気質なんですね。そのことを自覚するが故にベッドの中で悶々とする翠が可愛いすぎました。
(翠のおうちも結構な豪邸で、なんと天蓋付きベッド。しかも棚にはお店が出せそうな程たくさんのボドゲ。遊びに行きたい・・・・・。)

ゲームの楽しさはどこから来るの?

別の日、エミーからのリクエストは日本の子供たちがやるような遊びをしてみること。
鬼ごっこや缶蹴りなどの中からやってみることになったのは”だるまさんがころんだ”でした。
実際に4にんでやってみるわけですが、エミーから核心をつく指摘がなされます。
”子が鬼にタッチできても(成功しても)ご褒美がない、そしてこのゲームには終わりがない”
言われてみれば確かにそうです。特に誰も捕まってないシチュエーションでは無理して鬼に近寄ってタッチする理由がないんですよね。タッチした人はその後逃げるフェイズで不利になるだけなのですから尚更です。
しかもどうすれば終わるのか決まっていないので、だらだら続けて飽きたらやめる感じになってしまう。
これに対してエミーからの提案は、タッチできたら1ポイント、鬼は子を捕まえたら1ポイント、という感じで点数制にすることと、鬼は持ち回りにして一回りしたらゲームエンドとすることが骨子。
確かにこれならばリスクを取ってでもライバルを出し抜いて少しでも先に進もうと思うモチベーションになるし、そうなればゲーム展開自体がより盛り上がります。
ちなみに勝ったのは、この手のゲーム得意そうな綾でした。

ゲームに完成はない!?

わずかな工夫でゲームは進化する。すべてのゲームは進化の途中である、とはアレックス・ランドルフ氏の言葉だそうですが、そのことを肌で感じた翠。
改めてエミーにも自らの夢を語り、自作ゲームのテストを頼むことになりました!
自分とは違う感覚を持つ経験豊かなプレイヤー、そして同じゲーム作りを志す仲間、エミーの意見を取り入れることで翠のゲームはきっと面白くなると思いますよ!



※リンク先「ゲッサンWEB」で原作コミック第1話が無料公開されてます!(2019/10/6現在)

放課後さいころ倶楽部 5巻

  • 作者:中道裕大
  • 出版社:小学館(ゲッサン少年サンデーコミックス)