高校生のリアル、これぞ青春の光と影?!アニメ『放課後さいころ倶楽部』第2話

放課後さいころ倶楽部 1巻

気になる”あの娘”

前回、ゲームショップ さいころ倶楽部でのゲーム体験を経て、気の合う仲間と一緒に過ごすことの楽しさに気付き始めた美姫ですが、今回の主役はメインヒロインの一人、綾の隣の席に座るちょっとヤンキーっぽい田上君。
どうしても綾のことが気になるのに多分不器用なんでしょうね、なかなか仲良くなるきっかけがつかめない。なんか・・・・・すごく良く分かります。

そして放課後のゲーム勝負へ

さりげなく、偶然を装って綾と仲良くなろうと画策する田上君ですが、相手が悪い(笑)。
何しろ綾はとてもいい子なのに致命的に天然入っているのでまぁ気づかないよね。
しかも周りのモブたちがいい具合に邪魔する。なんか遠い昔に同じような経験があるだけにとても他人とは思えません。頑張れ!田上君!

今回のゲームは、ブラフで害虫を押し付け合う「ごきぶりポーカー」

遊んだゲームはごきぶりポーカー(私は未プレイ)。今回もルール解説が上手に纏まっていて、とても分かりやすかったです。
しかも4者4様の 性格がプレイスタイルに出ていて、ゲームの面白さと共に各々のキャラクターの性格付けがすごく分かりやすかったと思います。
一生懸命考えてるけど分かられやすい綾、(多分)本気を出せば結構強いのに、綾に肩入れして勝機を逃すけど負けたくはない田上君、ゲームシステムをよく理解して的確にゲームを進める翠、冷静に状況と相手の心理を読んで対処する美姫。
そんなそれぞれの思惑が交差する中でのゲーム展開はなかなか面白かったと思います。
尚、正直私自身はこの手のブラフゲームがあまり得意ではない(好きだけどね?)ので、あの中では綾に近い感じですね。

天然ちゃんを好きになるのはツライ

そして今日のオチは、田上君が綾に告白される・・・・・はずもなく、翠ちゃんが好きなんでしょ?と誤解されることに。
いやぁツライ!でもどうにも他人とは思えないのは気のせいでしょうか。
にゃんたは田上君の恋路を応援しています!!


2話目!早くも男子が登場して、日常ゆるアニメ系の「共学なのに男子が絡んでこない」世界観を覆すところが、『放課後さいころ倶楽部 』 です。
けっこうね、この王道学園ものっぽいところがいいと思うんです。

田上くんは、ヒロインたちの中では道化回しっぽい役柄になってしまいますが、せっかく引っ込み思案に美姫にできた友だちの輪が、狭く閉じこもらないで外に広がっているというのがいいですね!

田上くんの「高屋敷が人をだますなんて想像できない。天使だもんな…」といった、しごく単純で素直な男子高生っぷりもいとおしいです。

そして、今回は田上くん目線のためか、もうね、綾の可愛さが天井突き抜けてますよね~!
天然なのは前回からわかってましたが、意外と負けず嫌いなところも可愛いです。

さて、今回のゲームは名作「ごきぶりポーカー」!
前回に比べるとゲーム説明だけでなく、プレイ中の展開にも尺をとって、しっかり描写してくれています!
それというのも、ボードゲームのプレイ風景から自然とキャラクターの性格の違いがわかるしかけなんですね♪(にゃんたさんも言ってますが)

わかるわかる…。ボドゲやってると、プレイヤーの性格とか好みとか、知らず知らずのうちに見えてきますよね。
このアニメ、原作にかなり忠実なので、原作からですが、この展開もちゃんとストーリーをメインに立てて、ボドゲをうまく使っているところがいいですね。

特に、自己評価の限りなく低い美姫が、心理戦のブラフゲームでは鋭い洞察力を示して、ボードゲーム初心者のハンデをあっさり覆しているところがいいね!
あと、田上くんの「この娘、直感が鋭い。人の顔色をうかがうのが得意っぽい…」というモノローグもなかなか鋭い。

あ、あと、翠がなにげに鞄にしのばせて持ってきているボードゲームの数々が…、有名どころばかりでパッケージから楽しめます!
ドイツはじめ、ヨーロッパのボードゲーム状況なんかも、さらっと解説。
「お邪魔もの」「ニムト」「はげたかのえじき」etc…
翠…、実はボドゲ仲間がほしかったんだね。

というわけで、2話目も満足な回でした。
あ、セリフは録画見直して書き起こしてないので、意訳ということでご了承ください。
田上くんは京ことばのはずだし!

そういえば、美姫は京ことば!って感じだけど、田上くんはどっちかというと、関西弁っぽいね。

ああ、田上君の声優さん、大阪出身なんだって。
「ボドゲであそぼ」に出てきて言ってたよ。

ああ、それなら納得!
って、カナイセイジさんが出てた番組かー!?
見たいよー!!

(…ご主人、口をはさむ隙もない。。。でもまだ語ろうとしてる…!)


※リンク先「ゲッサンWEB」で原作コミック第1話が無料公開されてます!(2019/10/6現在)

放課後さいころ倶楽部 1巻

  • 作者:中道裕大
  • 出版社:小学館(ゲッサン少年サンデーコミックス)