ボードゲーム一期一会

ボードゲームの世界は一期一会。
もちろんプレイヤーとの出会いなども一期一会ですが、ここでは作品そのものとの出会いの場面における一期一会について語ってみたいと思います。

日本のボードゲーム事情

多くのボードゲーム、特に海外製の日本語版は生産ロットが小さいことが多く、しかも予定数作り切りになることが多いようです。
人気作品は再版されることもあるようですが、それは運が良いパターン。ほとんどは(新品は)市場に出回らなくなってしまいます。

中古はどうか?

ボードゲームにも中古市場がありますので、それを狙ってみるのは一つの手だと思います。
それならばあるいは適正価格で入手できるかもしれません。
が、やはり状態の良し悪しなど一定のリスクがつきまといます。
業者の選定には十分な注意が必要ですし、たとえ販売側に悪意が無くてもトークンなど一見わからないようなパーツが欠品している等のトラブルは大いにあり得ると思います。
それに私個人的にはボードゲームに限らずあまり中古が好きではないので、できることなら避けたいと思っています。

新品の行く末

一方品薄になった新品はと言うと、ご多分に漏れずよく言えばプレミア価格、悪く言えば転売ヤーのえじきになり、とんでもない価格で売りに出されることになってしまうのです。
(ちなみに当サイトで紹介している作品のなかにも残念ながらそういった作品が何点かあります。明らかに転売ヤー絡みとわかる場合は販売サイトへのリンクを貼らない対処をしています。)
残念ながらボードゲームの市場はそこまで大きくはないので、人気の作品は買おうかどうか迷っていると、あっという間にこのような状態に陥ってしまうのです。
さらに悩ましいことには、特に重量級のゲームの場合、外れ覚悟で突撃するにはなかなかいい価格(私の感覚としては5千円~1万円)であることが多いのです。

では対応は?

残念ながらこれは!と思った作品は早めに入手してしまうしかなさそう、というのが正直なところです。
或いはチャレンジで買ってみて、思ってたんと違う!となったら中古に流すことも考えてもいいのかもしれませんね。
もう一つ、海外製については並行輸入品という選択肢もあります。
日本語マニュアル相当の詳細なルール解説がWebで公開されている場合はそれを活用するのも手。それであれば海外版で英語ドイツ語他外国語が苦手でもなんとかなるかもしれません。
但しその場合はそもそもの日本語ルール解説の精度はもちろんですが、そのゲームの言語依存性について注意が必要です。
言語依存性の低い(または無い)”日本語マニュアル付き多言語版”のようなタイトルですとこの手法と親和性が高いと思います。

このような事情からボードゲームとの出会いは案外一期一会なんですよ。
もしお気に入りの作品が入手できたなら、ぜひ大事にしてくださいね。

(なんだかあまり解決になってなくて残念だにゃぁ)