欲望渦巻く仮面舞踏会、バレなきゃ正義?「Mascarade/マスカレイド」

  • プレイ人数:2人~13人
  • 所要時間:30分
  • 難易度:普通
  • 推奨年齢:10歳以上

ゲーム内容

3

さいころ猫的総合評価

★★★☆☆
おもしろい!
ぜひプレイしてみて

私は王である故、この金貨は私のものである!
ちょっと待て、王は俺だ、お前は偽物に違いない!
二人とも嘘つきだ、なぜならば王は俺だからな!

プレイヤーが出席するのは仮面舞踏会。
当然ながらそれぞれの正体は仮面に隠されてしまいます。ということは、嘘を言ってもバレなければ真実となってしまうのです。

プレイヤーにはキャラクターカードが配られますが、全員で確認したのち、そのカードは伏せられます。
ここからがゲーム本番。各プレイヤーは、

  • 机の下などに隠しながら他プレイヤーのカードと自分のカードを交換する(交換した”フリ”も可)
  • 自分のカードを確認する
  • 自分のキャラクターを宣言して能力を使用する

ゲームが進むにつれてカードが入れ替わる(可能性が高まる)ので、そのうち自分自身さえ自分が何者なのか把握できなくなってきます。
それをいいことに、自分に都合の良いキャラクターに成りすますことが可能で、たとえ自分のキャラクターがなんであろうが、任意のキャラクターを宣言し、その能力を使うことができます。


他のプレイヤーから異議が出なければ能力使用成功、次のプレイヤーの手番となりますが、もし同じキャラクターを名乗るプレイヤーが現れた場合、お互いにカードを公開しなければならず、嘘をついていたプレイヤーは裁判所に罰金を支払わなければなりません。

一方異議を唱えたプレイヤーが真にそのキャラクターだった場合は(自分の手番を待たず)、即座にその能力を使うことができますが、こちらも嘘(間違い)だった場合は同じく罰金を取られてしまいます。

これを避ける為には時折自らのカードを確認する必要がありますが、手番を一回分消費してしまうのでそう何度も確認することはできません。

6金からゲームを始めて、13金集めたプレイヤーが勝利。もし誰か持ち金が0になってしまった場合はその時点で最も持ち金が多かったプレイヤーが勝利です。

ここが〇

ルールそのものは単純明快、キャラクターもバラエティ豊かで面白い。
他プレイヤーが利益を得ようとしているときに、それを阻止するために自分が犠牲になるのか、あるいはそれ以外のプレイヤーが手を挙げてくれるのを待つのか、駆け引きも大事になってくるよね。

ここが△

それなりの人数がいないと盛り上がらないかな。
各プレイヤーにプレイヤーエイド(キャラクターの能力一覧表)が配られるけど、迷ってると身バレしてしまうのである程度覚えておかないとダメかもね。

せっかくきれいなアートワークなのに、ゲームの大半でそれがオープンになることはないので、システム上仕方ないのはわかっているけどもったいないな、って思っちゃうよ。

にゃんたのプレイメモ

今日のにゃりまろ

プレイヤーの性格がもろに出るので、ゲームをしながら人間観察してみるのも面白いかもしれませんよ。
なんと最大13人まで対応していますので、大人数でやってみたいですね。


Mascarade/マスカレイド

  • ゲームデザイン:Bruno Faidutti/ブルーノ・フェイドゥッティ
  • 製作: REPOS PRODUCTION 🇧🇪