少年時代のひと夏の記憶「なつのたからもの」

  • プレイ人数: 3〜5人
  • 所要時間:15分
  • 難易度:かんたん
  • 推奨年齢:6歳以上

ゲーム内容

3

さいころ猫的総合評価

★★★☆☆
おもしろい!
ぜひプレイしてみて

君と夏の終わり将来の夢大きな希望忘れない
10年後の8月また出会えるの信じて
最高の思い出を (ZONE secret base~きみがくれたもの~より )

プレイヤーの目的は、より多くのなつのおもいでを集めて得点すること。
手番プレイヤーは山札から一枚ずつカードをめくっていき、好きなところでめくるのをやめて場に出たカードの中から一枚を手札に加えます。
但し、めくっている最中に同じ種類のたからものが出てしまったら、カードを取ることはできません。
そう、欲しいカードが出るまでカードをめくるか、それとも妥協して今あるカードの中から選ぶかというチキンレースになっているのです。

中には特殊なカードが入っており、これがめくられた際は即座に効果発動。
処理した後は通常通り手番を行います。

このゲームにおける得点は、各種類ごとに最も数字の大きなカードの合計値になっていますので、同じ種類を数多く集めても得点にはなりません。
但し、同じ数字のカードは3枚集めるとそれを1セットとして自分の目の前に表向きに公開した状態で出すことができます。
これはゲーム終了時に1セットあたり10点として計算されます。

ゲーム終了の条件は山札が尽きた時、またはいずれかのプレイヤーが10種類すべてのカードを集めたと宣言した時(宣言しなくてもよい)のいずれかとなります。
(10種類集めた場合は10点のボーナスが加算されます。)
各プレイヤーの得点を合計し、最も点数の高かったプレイヤーが勝利です。

ここが〇

何しろアートワークが郷愁を誘うね。懐かしい気持ちになるよ。
ゲームシステムもそれほど難しいところはないので、誰とでも遊べるんじゃないかな。

ここが△

せっかくなつのおもいでがたくさん詰まっているので、10種類のおもいでにちなむようなギミックが仕込まれていてもいいんじゃないかなぁ。
お小遣いのイラストだけは数字別に金額が違っているけれど、それ以外はどの数字も同じ。ほかのカードも少しずつ違っていたらよかったなぁ。

にゃんたのプレイメモ

今日のにゃりまろ

小学校くらいの夏休みを思い出させるほんわかした作品。
どんな季節にプレイしても夏の照り付ける太陽や、昼下がりのけだるい感じがよみがえってきます。
ゲームシステム自体は、主題が夏休みじゃなくてもなんでも成立してしまうというのはちょっと残念かも。
最も原題はノミのサーカスというタイトルで、それの日本展開という位置づけだそうですので、これはやむを得ない部分ですかね。


なつのたからもの

  • ゲームデザイン:Reiner Knizia
  • 販売:NewGamesOrder