- プレイ人数:3人~4人
- 所要時間:60分~90分
- 難易度:ふつう
- 推奨年齢:10歳以上
さいころ猫的総合評価
★★★★★
鉄板のおもしろさ!絶対オススメ!
ゲーム内容
島に眠る莫大な資源、そいつを使ってこの島を切り拓け!どれだけの資源が確保できるか、それはダイスの神様だけが知っている。
でも盗賊にはご用心!
プレイヤーは未開の島を切り拓く開拓者となり、島に眠る資源を使って豊かな都市を建設することを目指します。
まずはセットアップ。島を取り囲む海を示すボードを環状に繋げたら、その内側にランダムに地形タイルを配置していきます。
砂漠からは何も産出しない 丘陵。レンガが産出 山地。鉄が産出 畑。小麦が産出 森林。木材が産出 牧草地。羊毛が産出 産出する資源を示すカード
その後、砂漠を除く各タイルに数字チップをランダムに配置していきます。
このランダム配置のおかげでプレイする度に島は形を変え、資源産出状況も変わり、結果として毎回攻め筋が変わるのです!
次に初期配置決め。ダイスを振って、最も大きな数字を出した人がスタートプレイヤー。
何も置かれていないタイルの角部に入植地を配置し、その両サイドに街道を配置します。
時計回りに各プレイヤーの初期配置を終えたら、今度は最終手番のプレイヤーからもう一か所初期の入植地と街道を配置していきます。
最後に砂漠のタイルに盗賊駒を配置したらゲームスタート。
盗賊。こいつに来られると資源が出なくなる。 入植地と街道
手番プレイヤーはサイコロを二つ振って出目を合計、その数と同じ数字チップが置かれたすべての土地から資源が産出し、その土地に開拓地を持っているすべてのプレイヤーは対応する資源カードを入手できます。(もし入植地が都市に成長していれば、入手できる資源はカードは2枚になります)
数字チップは期待値順に赤文字→黒文字、黒文字の中でも文字の大きさが違っていて、赤文字が最も高い期待値、続いて黒文字ですが文字の大きさの順が期待値の順を示しています。(つまり確率的には赤文字の土地から最も資源が産出されやすく、黒の小さな文字の土地からは資源が産出されにくい、ということになります。)
但し、合計が7だった場合は資源は産出されませんが、特殊効果が発動します。
まず手番プレイヤーは盗賊駒を移動させることができます。
盗賊駒が配置された土地からは、なんの資源も産出されなくなってしまうのです。
更に、盗賊を移動させた土地の周囲に入植地を持つプレイヤーのうち任意の一人からランダムに一枚、資源カードを奪うことができます。
また、もしプレイヤーのうち資源カードを8枚以上所持しているプレイヤーがいた場合、半数を破棄しなければなりません。
続いてアクションフェイズ、できることは以下の通り。
まずはプレイヤー間の交渉。任意のレートで任意の資源の交換をすることができます。
銀行と取引をすることもできますが、その場合は任意の4枚の資源と必要な資源1枚の交換となります。港のある交差点に入植地があれば、貿易もできます。何も指示がない港では任意の3枚の資源を必要とする資源1枚と、指示のある港ではその資源と必要な資源を指示されたレートで交換することができます。次に建設。コスト表に従って資源を支払うことで街道や開拓地を追加することができます。
港では貿易ができる資源を支払って建設
また建設済みの開拓地を都市にアップグレードすることも可能です。
一方、必要資源を支払って発展カードを引くこともできます。
発展カードは盗賊を動かすことのできる騎士カード、様々な効果を持つ進歩カード、勝利点となるポイントカードの3種類があり、使用できるカードは次の手番から使うことができます。
発展カード、騎士カード ポイントカード 開拓地は都市にアップグレード可能
尚5本以上で最も多くの街道を整備したプレイヤーには最長交易路カードが、3枚以上で最も多くの騎士カードを使用したプレイヤーには最大騎士力カードが与えられ、それぞれ勝利点2となります。
これらを繰り返し、開拓地1か所につき1点、都市1か所につき2点で計算し、カードによるポイントを加えて合計が10点を超えたプレイヤーが自分のターンで勝利宣言をすることでゲーム終了となり、宣言プレイヤーが勝利します。
ここが〇
プレイする度に変わるマップと数字カードの配置のおかげで毎回違った展開が期待できるよね。
運の要素と戦略の要素、そしてプレイヤー同士のかけ引き、それらのバランスがよく取れていると思うよ。
ここが△
期待値ってなに?おいしいの?
なぜか2とか12とか連発することもあるよ・・・・・・
にゃんたのプレイメモ
さすが、有名作品だけあってなかなか隙の無い仕上がりになっていると思いますね。
日本のすごろくっぽいボードゲームしか知らない人にボードゲームのおもしろさ、奥深さを知ってもらうにはうってつけです。
最新のスタンダード版に付属している駒はプラスチック製でちょっとチャチな感じがしてしまいますが、旧来の木製駒も売っていますので、入れ替えて遊ぶこともできますよ。
ちなみに大人数で遊びたい場合は6人対応拡張セットもあります。