- プレイ人数:2人~4人
- 所要時間:45分
- 難易度:ふつう
- 推奨年齢:8歳以上
さいころ猫的総合評価
★★★★★
鉄板のおもしろさ!絶対オススメ!
ゲーム内容
目当ての宝は手に入れた。あとはそいつを持ち帰ることができればミッションコンプリート、だが火山活動が始まっており、この島はそう遠くないうちに海の底に沈むだろう。 残り時間はあとわずか、だが、ここに来ているのは我々のチームだけではない。かわいそうだが奴らを出し抜いていち早く脱出を図るのだ!そう、お宝とともにな!
この島は低いところから順に沈んでいく(砂漠→森→岩山)。
お宝を抱えた仲間をボートで安全な対岸の浜辺まで脱出させろ!
沈んだタイルの裏にはアクションが描かれており、緑のタイルは即時効果発動。ボートが追加されたり、サメやクジラが出現したり、周囲を巻き込む大渦が出ることも。
赤いタイルは手元にストックして自分のターンに効果を発動できる。サメやクジラをけしかけたり、逆に取り除いたりと、使いどころが勝負の分かれ目。
脱出用ボートには誰が乗ってもいい(相乗り可)、つまり早い者勝ちだけど、操船は多数決。たくさん乗せているプレーヤー(同数の場合は先着プレーヤー)の指示に従わねばならない。
かといって、ぼやぼやしてると席がなくなり、置き去りに!?
ボートの数は限られているので、乗りそびれて足場が沈んでしまったり、あるいは乗っていたボートがクジラに破壊されたりすると恐ろしいサメや海龍がウヨウヨしてる海に投げ出されてしまう。泳ぐことも可能だが、極端に移動力が低下するので、命の危険は大幅UP。
相手プレーヤーを囮にして退路を切り開き、対岸の浜辺に一人でも多くの仲間(と彼らが所持する宝)を逃がせ!火山のタイルがオープンされた時点でゲーム終了、 持ち出せた宝が最も多かったプレーヤーが勝利!
ここが〇
The Islandというタイトルでも知られる名作。
だんだんなくなっていく足場が緊迫感をあおるよね。
プレイヤー駒はそれぞれ価値(=持っている宝)が異なるので、高価値の駒を最優先で逃がすのか、低価値の駒でも数をまとめた方がいいのか、悩ましくも面白い。
対戦相手を邪魔する手段もあるけど、その効果は緩すぎず厳しすぎず、とてもバランスがいいよね。
場合によってはプレイヤー間で交渉事もできるので、自分の安全を守りつつ相手に得点させないようにするにはどうすればいいのか、常にわくわくできるゲームだよ。
ここが△
プレイヤー間の結託が起きるとケンカになるかも?
このゲームに限らずだけど、交渉要素のあるゲームを遊ぶときは、ゲームの中の出来事はゲームの中で納められる大人の対応が必要だよね。
にゃんたのプレイメモ
発売年次はとても古いのに、今なお愛されていることからもいかにこのゲームが良作かということがよくわかります。
変に奇をてらいすぎないけれど、ゲーム性はきちんと確保されている、まさに名作だと思います。
サバイブ!(アイランド)/SURVIVE
- ゲームデザイン: ジュリアン・コートランドスミス/Julian Courtland-Smith
- 製作:ストロングホールドゲームズ/Stronghold Games 🇺🇸