ボードゲームの選び方

ボードゲームをやってみたい、と思ってボードゲームを探してみたとき、あれ?と思ったことはありませんか?

特にボードゲームはドイツなどの海外製が主流であることもあり、アーティスティックなパッケージデザインも多いので、外見からではこのゲームの何たるかがわからないこと多々あると思います。
慣れてくるとあまり気になりませんが、初心の場合は何をよりどころにすればいいか、分からないかもしれません。

そんな訳で今回はにゃんた的ボードゲームの選び方を紹介してみたいと思います。

日本製から選ぶ

冒頭、ボードゲームは海外が主流、と書きましたが、そうは言っても日本からも多くの作品がリリースされていますし、カナイセイジさんのような世界的に有名なゲームデザイナーもいらっしゃいます。
日本製のメリットは、マニュアルのわかりやすさなども含めてやはり日本人にとっつきやすいようにデザインされていることが多いということ。
その中でもまずは小物のカードゲームなどをチョイスしてみると入りやすいのでは?
オススメは「ワードバスケット」、ちょっと慣れてきたら「街コロ」など。

有名どころから選ぶ

最近ボードゲームがメディアで取り上げられることが多くなってきており、いくつかのタイトルはそういったメディアでも定番的に取り上げられています。
そういうタイトルの良さは、ボードゲーム専門のコアなWebサイトでなくても色々なところでレビューや解説記事、動画が出ていること。
初心者向けの記事も多くあるので利用するとよいと思います。
おススメは「カタンの開拓者たち」、「スコットランドヤード」など。

お店で相談

”ボードゲームの探し方”という記事で紹介しましたが、ボードゲームの専門店があります。
これらのお店で思い切って”初心者でも楽しめるゲームって何ですか?”と聞いてみましょう。
きっといろいろ紹介してくれると思いますし、場合によってはデモンストレーションしてもらえるかもしれません。
プロに聞いてその場で確かめられるので、一番確かな方法かもしれませんね。
にゃんたはすごろくやさんでこの方法を使ったことがありますが、とても丁寧に対応していただけました。

あるいはゲームマーケットに足を運んでみるのも一つの手です。
こちらは同人ゲームが中心になりますので、ゲームタイトルやパッケージを見て、気になったものがあったら製作者さんにどんなゲームですか?と聞いてみるのもいいでしょう。
もちろん個人でやっていますのでそっけない人もいますが、多くは初心者でも丁寧に教えてもらえますよ。

ゲームの系統から選ぶ

もし何度かボードゲームをやったことがあるのであれば、そのなかで面白いと思ったタイトルは何だったでしょうか?
今度は同じ系統のゲームシステムでテーマが異なる作品を探してみては如何でしょうか?

例えば下の写真、当サイトでレビューしている「KANBAN」と「ワイナリーの四季」、まったく異なるテイストのテーマですが、いずれも“ワーカープレイスメント”と呼ばれる種類のゲームで、ルールの構造が同じ。必然的にプレイ感覚は似てくるのでとっつきやすいかもしれません。

前述のお店で”この作品と同じテイストのゲームは他に何がありますか?”と聞いてみてもいいですし、Webで検索してみてもいいでしょう。
ゲーム紹介サイトをのぞいてみるのもオススメ。
もちろんそのうちの一つである私たちのサイトがそのお手伝いになればうれしいです。

ジャケ買い

ある程度ボードゲームに慣れてくると、誘惑にかられるのがこれです。
ボードゲームのアートワークは非常に秀逸なものが多く、ゲーム内容はよくわからないけどなんかやたらと箱がきれいだとか、あるいはコンポーネントがカッコいいとか、そういった場面に出会うこともあると思います。
ちょっとギャンブルになりますが、案外そういった動機で手を出してみるのも面白いですよ。

逆に見かけはシンプルでそっけないのに面白い!なんて場合もあるのですが、それもボードゲームの魅力かもしれませんね。

ゲーム大賞受賞作品から選ぶ

ボードゲームの本場、ドイツでは年間ボードゲーム大賞というアワードがあります。
この受賞作品から選んでみてはいかがでしょうか?
この賞は部門別になっていて、大賞部門、エキスパート部門、キッズ部門に分かれています。キッズ部門には比較的遊びやすい、子供にもお勧めできるようなゲームが、エキスパート部門にはそれこそ骨太な作品がノミネートされます。

受賞作品はもちろんですが、ノミネート作品もかなり優秀な作品が多いです。
これらの受賞作にはポーン(チェスの駒)のマークが表示されるので、チェックしてみてはいかがでしょう?

以上、色々と切り口を並べてみましたが、どうでしょうか?
思ってたんと違う、ということもあると思いますが、それはそれで違った面白さが見つかることもあります。

でもちょっと外したくないな、と思われる方はやはり一度体験してみるのが一番間違いないやり方ではあります。
友知人に持っている方がいれば一度体験させてもらうといいと思いますし、あるいはボードゲームカフェ(残念ながら私はまだ行ったことがないのですが)で借りてみるのもよいと思いますよ。