一晩の悪夢から生還せよ!「ジュリエットと怪物/Julchen und die Monster」

  • プレイ人数:2人~5人
  • 所要時間:20分
  • 難易度:ふつう
  • 推奨年齢:8歳以上

ゲーム内容

3

さいころ猫的総合評価

★★★☆☆
おもしろい!
ぜひプレイしてみて

なんで私だけ・・・・・あんな化け物たちに食べられちゃうくらいならいっそのこと・・・・・袋叩きにしてやるわっ!このハエたたきでねっ!

ジュリエットが夜一人でいると、怪物が忍び寄ってきた。奴らはジュリエットを食べてしまおうと迫ってきます。夜明けまで逃げ切ることができるのでしょうか!

プレイヤーはジュリエットかモンスターとなり、もしジュリエットであれば夜明けまで逃げ切ることを、モンスターであればジュリエットを捕食することを目指します。
但し、誰がジュリエットなのかについてはこの時点ではわかりません。なぜなら手札にジュリエットカードが加わった時、そのプレイヤーがジュリエットになるからです。


センタートラックにジュリエット以外のカードを伏せた後、各プレイヤーには残りのカードプラスジュリエットカードの中からランダムで2枚ずつ配られます。
つまりこの時点ではジュリエットはいないかもしれない、ということになります。
手札の並べ方には規則があり、最も大きな数字が書かれたカードを中央にし、その両側は常に降順となるように並べなければなりません。
プレイヤーができることは3つ。
1つ目は山札からカードを1枚引くこと。山札が尽きている場合はセンタートラックの周りに置かれているカードを1番から順に引く。
2つ目は他のプレイヤー1人からカードを1枚引くこと。
尚、もし新たに入手したカードがジュリエットまたは稲妻カードだった場合はは他プレイヤーにそれを宣言し、上記の配置ルールの範囲内で手札の順番を全て入れ替えることができます。
そして3つ目、それは捕食です!
手札から同じ数字が描かれた怪物を2枚捨て札にすることで相手プレイヤーのカード1枚、捕食することを試みることができます。
もしこれがジュリエットカード以外ならばルールの順序で手札に組み入れます。
また、攻撃を受けたプレイヤーがもし武器を持っていたならば、それを捨て札にすることでこの捕食をかわすことができます!

もう1つはカードを引くこと。
もし出せるカードがない(あっても出したくない)場合は山札からカードを引くことができます。引いたカードについては即時使用しても構いません。

これを繰り返し、山札が尽きた後、ジュリエットカードを持っていて、かつトラックが示す数字以内の手札枚数であった場合はジュリエットカードを持っているプレイヤーの勝ち。
あるいは、トラックから最後の1枚が取り去れらた場合もジュリエットカードを持っているプレイヤーの勝ち。
ジュリエットが食べられてしまった場合は食べた怪物を出したプレイヤーの勝ちです。

ここが〇

相手の手札の並びによってジュリエットがいそうなポイントを予測するのが面白いね。
カードは最大の数字に対して左右に展開できるから、どのようにジュリエットを隠すか(隠れているポイントを見破るか)が工夫のしどころだよ。

ここが△

もう少し特殊カードがあってもよかったな。
懐中電灯とハエたたき、効果が同じというのもちょっともったいないと思ったよ。

にゃんたのプレイメモ

今日のにゃりまろ

ババ抜きをベースにしたゲーム、といえばわかりやすいでしょうか?
でも手札の並びにルールがあるおかげで戦略的にジュリエットの位置を特定したり、逆に相手からばれないような手段を講じたりできるようになっています。
ルール自体は単純なので、手軽にできるゲームだと思います。


ジュリエットと怪物/Julchen und die Monster

  • ゲームデザイン:カナイセイジ
  • 製作: Marcel-André Casasola Merkle
  • 販売: ニューゲームズオーダー